ホームページの色指定
先週までは少し駆け足でホームページの作成方法を紹介してきました。しかし、「これではホームページを作成できないよ」という方もいるでしょう。そこで、もう一度ホームページの基本をおさらいしておきましょう。まずは、ホームページの色指定に関する基本を紹介します。

→ コンピュータが扱う色
 
ホームページの色指定をマスターするには、コンピュータがどのように色を再現しているかを理解しなければいけません。基本的にコンピュータは、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色で全ての色を表現しています。白や黄色、オレンジといった色は初めから用意されているわけではなく、赤、緑、青の3原色を組み合わせて作成します。よって、色の指定も赤、緑、青の3原色で指定するのが基本となります。
●コンピュータに初めから用意されている色は3原色のみ
「赤」「緑」「青」


→ 16進数のRGBによる色指定
 
では、どうやって何万色もの色を再現するのか? これは赤(R)、緑(G)、青(B)の明るさを、それぞれ256段階(0〜255)で指定することにより実現します。たとえば「赤:255、緑:0、青:0」と指定すれば「赤」が表示されます。同様に、「赤:255、緑:0、青:255」と指定すれば赤と青が混ざって「紫」が表示されます。「薄い紫」を表示するには「赤:100、緑:0、青:100」のように、赤と青の明るさを低めに指定します。このように、赤(R)、緑(G)、青(B)の明るさを個別に指定し、あらゆる色を表現していくわけです。

なお、この指定には16進数を利用するのが一般的で、RGBを各2桁ずつ計6桁の16進数で色を表現します。16進数では、10が「A」、11が「B」、12が「C」、…、15が「F」と表記され、2桁の表記では「FF」=(15×16)+15=255が最大値となります。また、先頭には「#」を付け、表記が16進数であることを示します。よって、たとえば「#FF55AA」の色は、「赤:255、緑:85、青:170」の色となります。
※FF=(15×16)+15=255
 55=(5×16)+5=85
 AA=(10×16)+10=170

●全ての色は3原色の組み合わせで作成できる
「#FFFFFF」
(白)
「#888888」
(灰色)
「#000000」
(黒)
「#FFFF00」
(黄)
「#FFA500」
(オレンジ)
など


→ 色の名前による色指定
 
これでホームページの色の指定方法を理解できたと思います。しかし、慣れないうちは、赤、緑、青をどれくらいの数値にすれば目的の色を作成できるのか分からないのが普通でしょう。そこで、HTMLには名前で色を指定する方法も用意されてます。たとえば、「color=Gold」のように指定すれば「金色」の色が指定できます。そのほか、White、Black、Gray、Silver、DarkBlue、LimeGreen、Yellow、Orange、Brown、など非常に多くの色を名前で指定できるようになっています。ただし、色の名前を適当に記述しても、その色が必ずしも再現されるとは限りません。使用できる色の名前はホームページなどでも紹介されているので、そちらを参考にしてください。
●全ての色は3原色の組み合わせで作成できる
「White」 「Black」 「Gray」 「Silver」    
「DarkBlue」 「LimeGreen」 「Yellow」 「Orange」 「Brown」 など


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